らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

872. ソファにドスンと腰を下ろした。

Scenario: 引っ越しの荷物がやっと新居に届いた。これから荷物の開梱だ。ソファが運び込まれたので、一休みしようと・・・。



「ソファにドスンと腰を下ろした。」



"She plopped down in a sofa."



【ポイント】動作を豊かに表現する単語を増やそう。



日本語では、動作を詳しく表現するために副詞の「擬態語」を使います。今日のフレーズでは「ドスンと」がそれにあたります。


英語では、動詞そのものがその様子を含んでいる単語が多いです。今日の表現の"plop"は、椅子に座るときだけでなく他の場面にも使います。


ロングマンから定義を見ます。


to fall somewhere, making a sound like something dropping into water
水の中に落ちるときのように、何かが音を立ててどこかに落ちること


※落ちる場所によって、通常"into"や"onto"などの前置詞と一緒に使います。また、"down"のような副詞がつくことが多いです。落ちる様子やものによって、日本語表現が様々に変わります。
(自動詞の定義だけを載せますが、目的語を置いて「~を(音を立てて)落す」という使い方もできます。)



The frog plopped back into the pond.
そのカエルはポチャンと池の中へ帰っていった。


I plopped a couple of ice cubes into the drink.
み物の中にいくつか氷をポトンと落した。


Several letters plopped onto the doormat.
何通かの手紙がドアマットの上にドサッと落ちた。


Large raindrops began to plop on the car roof.
大きな雨粒が車の屋根にポタポタ落ち始めた。




似た表現ですが、アメリカ英語の口語では、"plunk"という動詞も使います。日本語では「ドサッと」という表現になることがありますが、状況によって他の表になることもあります。こちらは次のような定義がロングマンにあります。 


 to put or place something somewhere, especially in a noisy, sudden, or careless way
特に、音を立てて、ふいに、または注意しないで何かをどこかに置くこと

They plan to plunk a theme park on the island.

その島にテーマパークをポンと持ってこようとしている。


I plunked my stuff down on my desk.
自分の荷物をデスクの上にドサッと置いた。


She plunked down $250 for a silver necklace.
彼女はシルバーのネックレスに250ドルをポンと出した。


"plop"は音を伴うことを重視し、"plunk"は、「不注意な感じ」を重視しているように思います。


明日は、「ポップカルチャーって何なのか、ちゃんと分かるように説明しろ。」です。
読んでね。



Englishラボのらぼでした。