らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

875. 食べてね。

Scenario: 明日までの仕事がなかなかはかどらない。昼休みを返上して進めている。お腹が空いて、何か食べようと言うことになったのだが、食べに行っている場合ではない。同僚がサンドイッチと飲み物を買ってきてくれて、こう言った。


「食べてね。」



"Food is ready."



【ポイント】"ready"は様々な場面で便利に使える。


今日のフレーズの、"ready"は「用意ができている」という基本的な意味を持っている形容詞で、どういう状況で使うかで、全く違う日本語表現になります。

"Are you ready?"は「準備はいい?」ですが、

出かける直前なら、「行ける?」になったり、
驚きのニュースを伝える前なら、「聞いて驚くなよ。」になったりします。


また、

"When you are ready, I'm ready."と言えば、

日本語では、「僕はいつでもいいよ。」となるでしょうね。「あなたが準備ができているとき、私は準備できてます。」と言っていますから。会話では"When you are ready."だけで、たいてい通じてしまいます。"Ready when you are."でもいいですよ。(^_^)


今日のフレーズのように、主語を人ではなくモノにすることもできます。ただし、形容詞でも名詞の前にもってくる限定用法はなく、常にbe動詞などの連結動詞(linking verbs)の後ろのみ(叙述用法)で使って下さい。


〇 Food is ready.
×  There is ready food.


です。


ロングマンの例を見ます。


Everything’s packed, and we’re ready to leave.
荷造り完了、さあ出かけよう。

Why does it take you so long to get ready to go out?

出かけるのに何でそんなに時間がかかるの?

I don’t feel that I’m ready for my driving test yet.

まだ運転免許の試験を受けるのは早いなって思う。


When will supper be ready?
いつになったら夕食できるの?(早くして。)

The computer is now set up and ready to use.

コンピュータが設置されて、すぐ使えるようになってる。


Is everything ready for the exhibition?
全部展示できるようになってる?

I’ve got to get a room ready for our guests.

これでいつでもお客様を部屋にお迎えできるわ。


He was always ready to help us.
彼はいつでも力になるから言ってくれって言ってたわ。



相手が、"I'm not ready."を次の意味で言えるシチュエーションを英語で考えてみましょう。


①「ちょっと待って。」
②「私にはまだ早いわ。」
③「覚悟できてない。」
④「まだ無理だと思う。」


明日は、「彼女を責められないよ。」です。


Englishラボのらぼでした。