らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

877. ピンときた?

Scenario: 「この人知ってる?」と友人に一人のアメリカ人の写真を見せられた。「知らない。」と言うと友人が「彼、20年前日本に住んでいて、住所があなたの家の近くだったから知ってるかな、と思って聞いたの。」と言った。しばらく考えていると、友人が、「奥さんとカフェやってたって言ってた。」と言ったとたん、20年前がよみがえった。友人はこう言った。


「ピンときた?」



"Did it ring a bell?"



【ポイント】"ring a bell"という表現の使い方。


"ring a bell"は 疑問文で主語を省略し、"Ring a bell?"だけで使えます。シチュエーションによって、

「ピントきた?」だけではなく、
「思い当たることある?」
「(これで)思い出した?」
「こう言えば分かる?」
などになることもあるでしょう。


文字通り「ベルを鳴らす」ということですが、どういうタイミングで使えばいいのでしょうか?
ロングマンで、その正しい定義と例を紹介します。


"ring a bell"
informal 
if something rings a bell, it reminds you of something, but you cannot remember exactly what it is
口語
何かを思い出させているのだが、完全には思い出せない(場合に使う)


使い方
Her name rings a bell but I can’t remember her face.
彼女の名前には聞き覚えがあるのだが、顔が思い出せない。


Does the name Bill Buckner ring a bell?
ベル・バックナーって言う名前聞いたら思い出すことない?


"Gentle Ben's Brewing Company" will ring a bell with anyone who has lived in Arizona.
「ジェントルベンズ・ビール」てきくとアリゾナに住んだことのある人はピンとくるだろう。


名前や写真が主語になることが多いです。


明日は、「お役に立てばと思っただけです。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。