らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

885. このキャンドルはバニラの香り。

Scenario: 今日は友人とモールに来ている。素敵なキャンドルがいっぱい並んでいる店に入ると、いい香りがした。すると友人がこう言った。


「このキャンドル、バニラの香りだね。」



"These candles are vanilla-scented."



【ポイント】「におい」に関する英語表現の使い分け。


今日の表現では、3つの単語を取り上げます。


1. scent
2. smell
3. aroma


です。


ロングマンを参照して、定義と使用例をまとめます。


① scent  
a smell – used especially about the pleasant smell from flowers, plants, or fruit. Also used about the smell left by an animal
名詞では、"smell"と同じ意味だが、特に花、植物、果物の心地よい匂いで用いられる。また動物が残した匂いの場合にも用いられる。


使用例
The rose has a beautiful scent.
その薔薇はいい香りがする。

Cats use their scent to mark their territory.

ネコは縄張りを示すのに自分の匂いを使う。

※"
fragrance"や"perfume"も使えますが、"scent"よりフォーマルな言い方になります。英語表現では次のように使います。(日本語には「芳香」とか「香しい」「芳しい」(かぐわしい、かんばしい)というとフォーマルな感じがしますね。


使用例
the sweet perfume of the orange blossoms
オレンジの花の甘く芳しい香り

Each mango has its own special fragrance.

どのマンゴーもそれぞれに独自の特別な香りがする。(芳香を持つ。)



② smell
something that you can recognize by breathing in through your nose
鼻を通して息をすることで認知できるもの


使用例
the smell from the kitchen
台所からの臭い(匂い)  
→ 英語では、いい匂い、悪い臭い の両方が考えられます。(日本語ではそれを漢字を使って「良い匂い」、「悪い臭い」というように使い分けていますね。(カタカナで「ニオイ」と書くと、「悪い」感じですね。。。)


What’s that awful smell?
このひどい臭いは何だ?

the
sweet smell of roses
薔薇の甘い香り(匂い)


悪い臭いのときは、"stink"という単語を使うことがあります。


I couldn’t get rid of the stink of sweat.
汗の臭いを取ることができなかった。



③ aroma
formal 
a pleasant smell from food or coffee
正式
食べ物やコーヒーの心地よい匂い


使用例
the aroma of fresh coffee
いれたてのコーヒーのアロマ(香り


The kitchen was filled with the aroma of mince pies.
キッチンはミンスパイの香りで満たされていた。



名詞としての用法のほかに、次のような動詞としての使い方もあります。


※「嗅ぎつける」、「察知する」という場合に"scent"を動詞として使います。


We scented danger and decided to leave.
私たちは危険を察知してその場を離れる決心をした。


※「~の香りが付いた---」というように形容詞を付ける時は、"~scented ーーー”という使い方をします。


vanilla-scented candles   バニラの香りのキャンドル



※「嗅ぐ」という動詞は、"smell"を使います。「においを感じない」というときは、"can't smell"です。


She bent down and smelt the flowers.
彼女は腰をかがめて花の匂いを嗅いだ


I’ve got a cold and I can’t smell.
風邪をひいてにおいがわからない



明日は、「俺は引きこもりじゃない。」です。「引きこもり」はたった1語です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。