らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

880. こうなるはずじゃなかったんだ。

Scenario: 新型コロナの影響でしばらく劇場が閉館していたが、やっと人数制限をして開館できるようになった。いくら開館しても舞台からみると、観客席はガラガラ状態。せっかくのライブも盛り上がらない。。。メンバーの一人がこう言って嘆いた。


「こんなはずじゃなかったんだ。」 



"This wasn't how it should've gone."



【ポイント】"This is why"があるように、"This is how"もある。


"This/That is the reason why ~"は、「こういうわけで~です/そういうわけで~です」という使い方です。


He is smart. This is the reason why I like him.    
彼は頭がいい。このことが私が彼を好きな理由です。
 (頭がいいという理由で)→ 彼が好き  → 彼は頭がいい。だから彼が好き。


この場合、"the reason"と"why"のどちらかを残してもう一方を省略できます。


He is smart. This is why I like him.
He is smart. This is the reason I like him. 



"This/That is how ~"も同様に、先行詞の"the way"が省略された形で、
「このようにして~なのだ」、「これが~のやりかただ」ということです。


ただし、"the way"と"how"は"the way how"というように、一緒に使うことができません。どちらか一方を使います。



This is how things are going.    このようにしてものごとは進んでいくのだ。
This is the way things are going.      同上


This is not how things look like.    
これは、(ものごとが)そのような見え方をするのと違う。
  ⇓
明らかに誤解をうけるようなマズイ事態を目撃されたとき、(例えば、妻以外の人の手を握っているとか・・・)あわてて言うセリフです。( ´艸`)


今日のセリフの"it should have gone"は、「そうなるはずだった」ということですから、


「このことは、そうなるはずだったと思える状態ではなかった。」つまり、「こんなはずじゃなかった」となります。


"how"を使わないで、
It shouldn't have gone this way. と言ってもいいと思います。



明日は、「もっと注意が必要だ。」です。"more"を使わないで表現します。


Englishラボのらぼでした。