らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

903. まったくその逆。

Scenario: 彼女は猫が大好きなので、付き合うなら猫好きな人がいいと言っていた。最近紹介された彼氏はとても猫好きと思えないような人だったので、彼女に聞くとこう言った。


「まったくその逆だったの。」



"Quite the contrary."



【ポイント】名詞の"contrary"の使い方。



"contrary"は、大抵形容詞で、"be contrary to ~"(~と違って)という使い方をしていると思います。


名詞として使用する場合は使い方がほとんど次の2通りです。


"on the contrary"
"quite the contrary"


どちらも、「その逆で」という意味で、"quite"がつくと強調のニュアンスが伝わります。日本語でも、「その逆」というように「その」が付くので、必ず"the"を付けて使います。


使い方の説明 (ロングマンより)


used to add to a negative statement, to disagree with a negative statement by someone else, or to answer no to a question
否定的なことをつけ加え得るときに使う。相手が否定的なことを言った場合にそれは違うと言ったり、相手の疑問に対してそうじゃないと答えたりする場合に使う。


日本語で、「それどころか~なんだよ」といった感じです。


ロングマンから使い方の例をあげておきます。



It wasn’t a good thing; on the contrary it was a huge mistake.
それいいことじゃなかったよね。それどころじゃなくて、大きなミスだったんだ。


‘I suppose your wife doesn’t understand you.’ ‘On the contrary, she understands me very well.’
「君の奥さん、君のこと理解してないんじゃないか?」「全くその逆で、僕のことをすごく理解してるんだ。」

‘Are they happy?’ ‘No, no, quite the contrary.’

「喜んでるでしょ?」「全然だよ。全くその逆。」



明日は、「今のところ22人ですが、まだ増えてます。です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。