らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

907. オーブン温めてくるね。

Scenario: クッキーを焼こうとしていたところに電話がなった。込み入った話になりそうだったので、こう言ってちょっと待ってもらうことにした。



「オーブン温めてくるね。」



"I'll go preheat the oven."



【ポイント】"pre"が付く単語で、日本語表現が簡単になる。


"pre"というのは、「前」を表す接頭語です。この接頭語が付いた単語を使うと、よく使う日本語表現が簡単になります。


今日は直ぐ使える動詞のみ集めて見ました。


"preheat"
 
pre + heat  ⇒ オーブンを前もって温める 


preheat oven to 180 degree


オーブンを180度で温めておく



"preview"


pre + view ⇒ 前もって + 見る


Journalists will be able to preview the exhibition tomorrow.
ジャーナリストは明日の展示会を前もってみることができます。


The movie was partly re-edited after being previewed by critics.
その映画は評論家によってあらかじめ見られた後、部分的に再編集された。



"pretest"  


pre + test ⇒ 前もって + 検査する


All chillers are pretested before shipment.
全ての冷却器が輸送前に検査されている。



"pre-register"


pre + register ⇒ 事前に + 登録する


⇒ハイフンはあったほうが読みやすいと思われるものによく付いています。(特に規則があって付いているわけではありません。)



You have to pre-register by January 24.
1月24日までに事前予約しなければならない。



"prerecord"


pre + record ⇒ 前もって + 録音する


a prerecorded interview
事前に(放送前に)録音されたインタビュー




"precook"


pre + cook ⇒ (食材の)下ごしらえする


"pre + cooked" ⇒ 前もって + 調理されている


precooked food
下処理済みの食品 


「インスタント食品(instant food)」は英語ですが、"instant"を食品に使うと次のような意味になります。
(ロングマンによる)


instant food, coffee etc is in the form of powder and prepared by adding hot water
インスタント食品、インスタントコーヒーというのは、熱いお湯を注ぐだけでできる粉状のもののこと


「インスタントラーメン」は、粉のスープが付いていたり、お湯を注ぐだけだったりするものもありますが、調理して手の込んだものにする場合もありますね。また、流水面のように、水で洗うだけのものもあり、英語の定義に当てはめるのはむずかしいですが、総じて"instant noodles"でいいと思います。カップヌードルは、そのまま商品名で通じると思います。



「レトルト食品」というのは、滅菌処理してある特殊なパウチに入った食品のことです。

retort foodとしては、ロングマンの辞書には記載がありません。


英語では、retort pouch food という表現になりますが、"retort pouches"だけで通じます。


"retort pouch"の詳しい説明の動画がこちらにあります。⇩



What is RETORT POUCH? What does RETORT POUCH mean? RETORT POUCH meaning, definition & explanation



形容詞として動詞の過去分詞が用いられることの多いものに次のようなものがあります。


"prepaid"


pre + paid ⇒ 前もって + 払われている


The shipping charges are prepaid.
その買い物袋代は前もっていただいています。



"prepacked"


pre + packaged  ⇒ (売る)前に + 〔袋などに)詰められている


prepacked vegetables
袋(プラスチック容器)に入った野菜




”prepackaged foods"は、買ってそのまますぐ食べられるもの、あるいは温めるだけでたべられるようになっているものです。にほんでは、お惣菜売り場に並んでいるようなものですね。



"preoccupied"


pre + occupied  ⇒ (何かが)起こる前に+ (頭の中が)占められている


He’s completely preoccupied with all the wedding preparations.
彼は結婚の準備のことで頭がいっぱいだ。 




【ポイント2】「~しに行く」、「~してくる」という言い方。


"go see"や"come visit"のように、特に「行く/来る」に関するもので、動詞が2つ続く表現をすることがあります。そのときは、2つの動詞の間に、"and"や「不定詞の"to"」が付いている感覚だと思ってください。


Go get him.   彼呼んできて。


Come join us.  一緒においでよ


明日は、「それ、続編?」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。