らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

100. だまし通すのは無理だよ。

Scenario:
自分は結婚をしている。しかし、すでに妻は家をでおり、ここ数年前から一人で暮らしている。実は今、自分を独身だと思って慕ってくれる女性がいる。最近関係をもってしまったのだが、結婚までは考えていない。一方で自分には妻がいるということをなかなか言えず、だらだら付き合いが続いてしまっている。友人に言うと、こう言われた。


「彼女をだまし通すのは無理だよ。」



You can't cheat on her and get away with it.



【ポイント1】"cheat on 人"で使うとただ「だます」のではなく、はっきり肉体関係をもった「浮気」になるので注意。


日本語で複雑な男女関係を表すときに、すぐ「浮気」という言葉が出ますが、"cheat on"を使うと、はっきり肉体関係をもったということを言うことになります。


ロングマンで"cheat on someone"を見ると次のように定義されています。


"to be unfaithful to your husband, wife, or sexual partner by secretly having sex with someone else"
夫や妻、または性的関係がある相手に対して、隠れて肉体関係をもって不誠実でいること。


肉体関係がない場合は、"lie to 人"(~に嘘をつく)という表現をしています。


【ポイント2】"with”を使って、「~を持ったまま----する」が表現できる。


"get away"は、「場を離れる」という意味から、「うまくやり過ごす」とか、「切り抜ける」という感じを出すことができます。"with"を続けると、「~を持ったまま、切り抜ける/逃げおおせる」ということになります。会話の中で状況が分かっている場合があるので、"get away with it"と"it"を使うことが多いです。


"You can't get away with it."
「このままで済むと思ったら大間違いだぜ。」


となることもあります。


同様に、"live with it"は、「そのことを背負って生きる」といったニュアンスになります。
”I have to live with it."
「その現実を受け止めて生きなきゃならない。」


ということです。


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