らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1109. 仕事が続かない。

Scenario: 息子が仕事を辞めたという。営業の仕事が向いていないと言っていた。しばらくコンピュータの勉強をして、ネット関係の会社を立ち上げたいというのだ。このまま営業の仕事をしていても同じことの繰り返しになるだろう。



「今の仕事じゃ続かないな。」



"He can't hold the job."



【ポイント】冠詞から伝わること。


今日の画像の中では、
He can't hold a job.
で、

今日のフレーズでは、

He can't hold the job.
です。


日本語では、どちらも「仕事が続かない。」となりますが、伝わる意味が違います。

He can't hold a job.
は、どんな仕事でも続かない。


He can't hold the job.
は、ある種の仕事が続かない。他の仕事なら続くかもしれない。


ということです。
 日本語として現れなくても、"a"は「ひとつ」、"the"は「さっき言った」の感じを意識する
といいです。
そして、 後ろの名詞に付けるというより、前の単語の最後の発音を変えるという感覚を持ってみてください。
つまり、
I bought a chair. なら、"bought"を言った時点で後ろに名詞が来ることを意識しているので、頭でa冠詞の"a"を、"a chair"と処理しないで、"boughta" +chairとするということです。「ボー・チェア」という発音になります。




【ポイント2】"hold"は様々な日本語表現になる。


"hold"は、「何かをかかえている」、「状態を保っている」ニュアンスで使います。"Hold it!"だけでも次のような日本語表現が考えられます。


「待って!」
エレベータでドアを抑えておいて欲しい時。
相手の話をさえぎるとき。


「持ってて!」
何かを離さないでそのまま持っていて欲しい時。


「動かさないで!」
何かを支えている時。


「やめないで!」
仕事やある地位にとどまって欲しい時。


「捨てないで!」
使うかもしれないからとっておいてという時。


「とっておいて!」
チケットや、場所の予約などの確保を頼むとき」




そこで問題です!


"hold"を使って、短い会話文を作ってみましょう。コメント欄でお待ちしています。


明日は、「これで話はおしまいだ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。