らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1119. 私の出る幕じゃないわね。

Scenario: 高校の教員をしている。クラスでコロナ生活で困っている一人暮らしのお年寄りを支えるボランティア活動が始まった。私が言い出したのではなく、生徒会の企画だ。生徒の連日のてきぱきとした動きを見て誇りに思い、こう言った。


「私の出る幕じゃないわね。」



"You don't need me for this."



【ポイント1】"need"をもっと使おう 。



"I need you."という言い方をよく使いますか?


「君が必要だ。」という意味だと思っていると、恋愛対象の人に対して使うイメージが先行して、使いにくいですね?


"need"を便利に使うポイントを3つあげてみます。


① 日本語で手伝って欲しくて、「ちょっと来て。」というとき、


"I need you." 


目の前にいない人から、"Come here."だと、なぜそういわれているのか分かりません。
"Help me."だと、大変なことが起こっているのかと思うことがあります。"I need you."は自
分が必要とされていることがわかります。


"My son needs me at home."


と30~40代くらいの女性に言うと、「この人には小さな息子さんがいて、ひとりでは何もできないので、お母さんが家にいてあげる必要があるのだ。」ということが感じられます。


日本語だと、「まだ息子が小さいんで・・・。」だけかな。普通、「私が必要なんです。」まで言いませんね。。。( ´艸`)


上司から、"I need you."とメールが入ると、


「何か用事ができたんだな。」と分かってすぐにいかなければなりません。


今日のフレーズのように、"for +名詞"や不定詞を付けると、何のためなのか具体的に言うことができます。



②「"I want +もの”より、"I need +もの"の方が、「強く望んでいる」感じがします。


"I want a drink."
!I need a drink."


で、のどが渇いていて、一杯の水に対する「欲しい」感じの度合いの違いを感じてください。


③ 人以外を主語にして、


"The job needs a lot of patience."


とすると、「この仕事には強い忍耐力が要るよ。」です。日本語だと"You"を主語にしそうですね。"You"を主語にすると「他の人はともかく君にはね」といった感じで、劣等感をもたせてしまうかも。。。


"My hair needs cutting."


のように、「もの+need +~ing(動名詞)」で、「~しなくちゃ」、「~してもらわなくちゃ」という意味になります。



ここで問題です!


今日の3パターンの"need"のどれかを使って、会話文作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「そういうところが父に似てるのよ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。