らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1185. 誰かやってくれる人います?

Scenario: 新学年になって初めての保護者会が開かれた。そこでPTAの役員を決めるのだ。
お互いに知らない人が多く、誰が適任なのかも分からない。進行係の人がまず、このように聞いた。


「どなたかやって下さる方いらっしゃいませんか?」



"Any volunteer?"



【ポイント】日本語と少し違う「ボランティア」のニュアンス。


日本語の「ボランティア」と聞くと、そのイメージは、「無償で誰かのためになることをする」ということですね。


今日のフレーズの、"Any volunteer?"は、授業で先生が使うフレーズです。またPTAの役員決めの場合は「どなたかやって下さる方いらっしゃいますか?」という感覚です。


英語で使われている"volunteer"は、広く「手伝い」という感覚でも使われています。


"volunteer"の名詞の定義を見ます。(ロングマンから2つ挙げます。)


① someone who does a job willingly without being paid 
無償で仕事をやる気持ちがある人


② someone who is willing to offer help
助けを提供する気持ちがある人


となっています。



Can I have a volunteer to clean the board, please?
誰か、黒板消してくれますか


Most of the relief work was done by volunteers.
救済活動のほとんどはボランティアの人たちによって行われた。


I need some volunteers to help with the washing-up.
洗い物を手伝ってくれるボランティアが必要だ。



"volunteer"は、名詞と動詞があります。形容詞はありません。
"volunteer activities"は、"volunteer"という名詞が形容詞的に使われていることになります。


形容詞としては"voluntary"という単語があります。
日本語では、「有志の」というニュアンスが強いと思います。


She does a lot of voluntary work for the Red Cross.
彼女は赤十字でたくさんのボランティアをしている



"volunteer"を使って、短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「先生はいつも僕をあてるんだ。」です。「あてる」がポイントです。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。