らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1199. しつこいぞ。

Scenario: 友人がコロナワクチンを打つとマイクロチップを埋め込まれると言っている。「だから、ワクチン接種はするな。」と連日言うので、こう言った。


「しつこいぞ。」



"You are paranoid."



【ポイント】病名が別の意味で使われる場合6選。


病名(あるいは実際の体の不調)が会話で使われる場合は、正式な言い方ではなく、口語として別の意味で使われます。


このような使い方の例をいくつか挙げてみます。(定義と例はロングマンからです。)


① 本来の症状 →「頭痛」


会話の中での定義と使用例


a problem that is difficult or annoying to deal with
対処するのが困難であったり手間がかかったりするような問題



Security is a big headache for airline operators.
セキュリティーは航空会社の経営者にとっては頭の痛い問題である。


(日本では「頭痛の種」って言いますよね。でも、英語で"a seed of headache"とは言いません。)


② 本来の症状 →「アレルギー」


会話の中での定義と使用例


if you are allergic to something, you do not like it and try to avoid it – used humorously
何かにアレルギーがあるというのは、それが好きではないので避けようとすることで、ユーモラスな感じで使われる


 
Most men are allergic to housework!
ほとんどの男性は家事に対してアレルギーがあるでしょ!



③ 本来の症状 →「欝」


会話の中での定義と使用例


a long period during which there is very little business activity and a lot of people do not have jobs
とても小さな事業経営や多くの人が仕事を失っている長い期間


They had the devastating effects of economic depression.
経済恐慌のひどい影響を受けた。



④ 本来の意味 →「心臓発作」



会話の中での定義と使用例


to make someone suddenly feel frightened, surprised, or shocked, or to suddenly feel this way
人を突然恐がらせたり、驚かせたり、ショックを与えたりすること。あるいは人をこのように感じさせること


"give somebody/have a heart attack"という使い方をします。

You almost gave me a heart attack there!
ショックでもう少しで倒れそうだったわよ!



⑤ 本来の意味 → 「薬物中毒」


会話の中での定義と使用例


a strong need or wish to spend as much time as possible doing a particular activity
ある特定の活動をすることにできるだけ多くの時間を使いたいという強い必要や望み


 His addiction to the Internet is taking over his life.
彼のインターネット依存が彼の人生を支配している。



⑥ 本来の意味 → 「偏執症の」(形容詞)


会話の中での定義と使用例


believing unreasonably that you cannot trust other people, or that they are trying to harm you or have a bad opinion of you
他人が信用できない、人が自分を傷つけようとしている、悪口を言われていると理由なく信じてしまうこと


He has always been paranoid about his personal security.
彼は常に自分の身の安全に対して異常なほどに神経を使っていた。



今日の6選以外に何か気付いた単語があれば、それを使って短文や会話文を作ってみましょう。もちろん、今日の6選の中の単語でもいいですよ。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「それ、クルクル回らないでしょ。」です。


Englishラボのらぼでした。