らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1204. 仕事一筋の人だから。

Scenario: 今年度、警部補として赴任してきたのは女性だった。長く犯罪捜査に関わってきた人で、かなりの検挙数を挙げた人らしい。女性の警部補は、我々の分署で最初だ。若いと思うが結婚はしていない。するつもりもないようだ。彼女を良く知る人がこう言っていた。


「彼女、仕事一筋だからね。」



"She's married to her work."



【ポイント1】他動詞、自動詞を間違えやすい動詞に注意。



"marry"は、「~と結婚する」という意味の他動詞です。
ですから、
「ボクと結婚してください!」と言う時は、


"Will you marry me?"です。 


"Will you marry with me?"と言ってはいけません。「~と」が付くので、"with"を付けてしまうと、結婚してもらえません。。。(´;ω;`)


このタイプでよく間違えるのが、


「この問題について話し合う」
〇 discuss this issue
× discuss about this issue


「高校を卒業する」
〇 graduate from high school
× graduate high school 


「ゴールにたどり着く」
〇 reach the goal
× reach to the goal


「医者に相談する」
〇 consult a doctor
× consult with a doctor


「私に連絡する」
〇 contact me
× contact to me 


などです。日本語の「に」や「を」などにとらわれないで、使い慣れることが必要です。


"marry"は、特に、「~と結婚している(する)」というとき、形を変えて"be/get married to ~"というように、過去分詞になると、「to ~」が付くので要注意です。



【ポイント2】"marry"を会話で使おう。

"marry"はプロポーズのときだけ使うのではもったいない。
今日の様に、比ゆ的に「~一筋なの」というときに"be married to ~"を使えばおしゃれですね。ただし、今日のフレーズのように、「職業」や、「趣味」など、自分が打ち込んでいるものに使いましょう。「人」に使うと本当に「その人と結婚している」ということになってしまいます。。。( ´艸`)


その他、"marry"に関する、使い方のポイントを例を使って挙げておきます。


私の両親は1986年に結婚しました。
My parents got married in 1986.


● 主語が複数になるときは、一般的に"marry"よりも、"get married"を使います。



彼女は若くして結婚した。
She married young.


● 反対に「晩婚だった」は、She married late. です。



彼の両親は二人に結婚して欲しくなかった。
His parents did not want them to marry each other.


● marry with each other にしないように気を付けましょう。



彼の両親は彼に彼女と結婚して欲しくなかった。
His parents did not want him to marry her.


● marry with herにしないように気を付けましょう。



お姉さん結婚すると思う?
Do you think your sister will marry?



彼女は結婚してるよ。/人妻だよ。
She is married.


● "married"を形容詞として使います。



伝統的なスタイルと現代的な素材が調和したデザインです。
The building’s design marries a traditional style with modern materials.


●「よく調和している」という意味で"with"と一緒に使います。



「俺は結婚向きじゃないんだ。」
I’m just not the marrying kind.



"marry"を自由に使って短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「大きさは3倍だよ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。