らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1202. 誰に会いに来られたんですか?

Scenario: 取引先から契約についての問い合わせがあったので、直接説明をするためにその会社に出向き、ロビーで担当者が来るのを待っていた。すると一人の人が近づいてきてこう言った。


「誰に会いに来られたんですか?」



"Who are you here to see?"



【ポイント】「来た」に"be here"を使う。


「来る」に"be here"を使うことがあります。


"I'm glad to be here."
は、「ここに来て嬉しいです。」という日本語表現になりますが、「今ここにいる」という状態が嬉しいということを伝えているので、"be here"を使うのが一般的です。


帰宅した時、日本語では、「帰ったよ。」といいますが、英語では、"I'm home."「家にいるよ。」です。


"He is here."は、「彼いますよ。」「彼、来ましたよ。」「彼来てますよ。」といった日本語表現になります。


ただ、「彼、来ましたよ。」が、文の中で、「昨日ここに来ましたよ。」という場合は、"He came here yesterday."になります。英語では「昨日」という一言を付けるだけで過去形を使うことになります。



【ポイント2】"Whom"の代わりに使われる"Who"



今日のフレーズの、"Who are you here to see?"の"Who"は、"see"の目的語になるものなので、文法上は、"Whom"となるはずです。


しかし、"whom"の代わりに"who"が使われることが多くなっています。会話では特に"who”が目的語として用いられます。


「誰に話しているの?」
   ⇓
"Who are you  talking to?"


ですが、最後の"to"を文頭に持ってきて、


"To whom are you talking?"とすることがあります。そのときには、"who"より"whom"が好まれますが、"Who are you talking to?"と後ろに置いた形のほうが、会話では一般的です。


ただ一言、「誰に?」というときは、
"To whom?"と言うことがあります。



「Youは何しに日本へ?」という番組がありますが、あなたなら、このタイトルを英語でどう表現しますか?



明日は、「今回は許してあげる。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。