らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1233. そこから2日が山です。

Scenario: 母がコロナに感染していることが分かった。90歳なので、今入院しているがかなり苦しそうだ。様子を見て人工呼吸器をつけると担当医師が判断し、こう言ったのでとても心配になった。「熱を測って経過観察していますが(→1140)・・・。」



「そこから2日が山です。」



"The next two days should tell us a lot."



【ポイント1】"next"と"the next"の違い。


今日は、"next"に"the"が付くか付かないかについてです。


ロングマンの説明を参考にしてまとめてみます。



① 現在、以前に起こった出来事の後に続く場合。


直近で続くものには"the"をつける。


I just missed my flight to Chicago. When’s the next one?
シカゴ行きの便を逃したよ。次の便はいつ?

We’ll look at the proposals at the next meeting.

次のミーティングでそのプロポーザルを見よう。



Over the next 2months, try to relax more.
向こう2ヶ月は、もっとゆっくりしてください。



週、年、曜日について、現在を起点として、「次の~」、「来週/年」という場合は、"the"をつけない。


We’re hoping to open the factory next year.
来年その工場をオープンしたいと思っています。



「翌日」、「翌週」という意味の場合は"the"を付けます。


She called me and we arranged to meet the next day.
彼女が電話してきたので、私たちはその翌日に会うことにしたのです。



"nest time"を接続詞的に使う場合はどちらでもよい。


(The) Next time I go skiing, I’ll wear warmer clothes.
次にスキーに行くときは、もっと暖かい服を着よう。




② 家、部屋、場所など最も近い場所を言う場合。


"the"を付ける。


Turn left at the next corner.
次の角を左に曲がって。

We heard them arguing in the next room.

隣の部屋で彼らが口論するのを聞いた。


"next door"は"the"をつけないで、副詞として扱う。


the boy next door    隣のその少年
Her office is just next door.  彼のオフィスは丁度となりです




【ポイント2】"a lot"の使い方。


今日のフレーズの、"tell us a lot"は、「私たちにたくさんのことを言います」ですが、日本語表現で、


そこが分かれ目です。
それがものを言います。
そこが重要なのです。
そこに意味があるのです。


といったことが伝わります。


つまり、この場合の"a lot"は、次のような意味になります。(ロングマンより)

used to say that something happens to a great degree or often
程度が大きい、あるいは頻繁に起こるということを伝える場合に使う


Things have changed a lot since I was a child.
私が小さかった頃から色々なものがすごく変わった

Paul travels a lot on business.

ポールは出張でしょっちゅうあちこちに行っている。

I’ve been worrying a lot about my health.

私は健康のことを大いに気にしている

She likes you a lot.

彼女はあなたのこと、すごく気に入っているわよ。




"next"や、"a lot"を入れて、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ウソがバレバレだからね。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。