らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

322. 彼女すっぴんなのよ。

Scenario : 女子会になると、すぐにファッションやメイクの話題になる。友人に、ナチュラルメイクがすてきよ、と言うと別の友人から、ひとこと・・・。


「彼女すっぴんなのよ。」



"She has no make-up on."


【ポイント】「メイク」、「メイキャップ」を英語にするときの動詞は色々ある。


元は英語だけど、英語の使い方とは違った形で、日本語になったものは数多くあります。


今日の表現もそのひとつです。


「メイキャップ」や「メイク」はもともと「メイク+アップ」です。


名詞で使う場合は、間にハイフンを入れると分かりやすいです。
使う動詞に注目して、次の例を見てね。(例はロングマンからです。下線部はらぼによるもののです。)


I don’t usually wear much make-up.
普段はあまりお化粧しない。

She had no make-up on.

彼女はスッピンだった。


She rarely uses make-up.
彼女はほとんどお化粧しない。


Gloria watched her mother put on her make-up.
グロリアは母親がメイクするのを見ていた。


I’ll do your make-up for you, if you want.
よかったら私がメイクしてあげる。


Take off eye make-up gently, using a cotton ball.
アイメイクは、コットンをつかって優しく落してね。


She went into the bathroom to touch up/fix her makeup.
彼女はお化粧直しをするために、お手洗いに行った。


Grace wiped her eyes, smudging her make-up.
グレースは目をこすったので、メイクがくずれた。


”apply"(施す)や"remove"(落す)を使うとフォーマルな感じになります。


動詞で使う場合は、「人」を主語にしますが、意味は「~にお化粧をする(してあげる)」という使い方になります。なので、自分がお化粧をする場合は、上の例のように"make-up"を名詞で使うのが普通です。"be made up"のように受動態して後ろに"as~"を付ければ「~に扮している」という意味になります。


She is made up as a queen.   彼女は女王に扮している。


自分でメイクをしたのなら、"She made herself up as a queen."になるのでしょうが、口語で、前後関係が明かな場合、"She isn't made up."だけで、「彼女スッピンだよ。」という意味で伝わった使い方をしているアメリカ人がいたことを、付け加えておきますね。
日本語でも、業界用語が我々の日常表現として使われるようになった例もあることだから。。。


Englishラボのらぼでした。