らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

430. こういう形で終わりたくなかった。

Scenario : ささいなことで同僚の彼と喧嘩になってしまった。それ以来電話もメールも来なくなり、私も意地をはって謝ることもなかった。彼は先週転勤になり、海外へ。元気かなあ・・・。今でも時々こう思うのだ。


「こういう形で終わりたくなかった。」 



"I hated the way it ended."



【ポイント】"the way"と、後ろのS+Vの関係を考える。


関係詞には、先行詞という名詞があります。関係詞(関係代名詞と関係副詞)は、その先行詞にかかる説明を付け加えるという働きがあります。


関係副詞の"why"と"how"は、先行詞が、それぞれ"the reason"(理由)、
"the way"(方法、様子)であると考えられ、他の名詞になることはまずありません。


"why"の場合


彼が来なかった理由が分からない。
I don't know the reason why he didn't come.


日本語でも同じですが、英語でも言わなくてもいいものはどんどん省略されていきます。
"the reason why"の場合は、"why"さえあれば、"the reason"を省略しても意味は明らかですから省略されることが多いです。"the reason"のほうを残してもいいです。


〇 I don't know why he didn't come.
〇 I don't know the reason he didn't come.


"how"の場合


"why"と違う点は、"how"そのものの中に"the way"が入っているので、両方並べて使うことはできないということです。"how"の中の"the way"が使われると、"how"は消えてしまうと考えればよいと思います。


× I want to know the way how he fixed it. (誤用)
〇 I want to know how he fixed it.  彼がそれをどうやって直したか知りたい。
〇 I like the way he dresses.   彼の洋服の着こなしが好き。


そして、
That's why ~.   だから~なのだ
That's how ~.  そうやって~するのだ
というように、イディオムとして用いられることも多いです。


Englishラボのらぼでした。