らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1245. それはまず要らないな。

Scenario: 娘が引っ越しをしたので、荷物の整理の手伝いに来ている。娘がうちに置いていたバッグがあったので、それを持ってきたのだが、娘に見せると、。「個人的な感情はぬきにして・・・(→1228)」と言ってからこう続けた。


「それはまず要らないな。」




"It's the last thing I need."



【ポイント】"last"の便利な使い方。


"last"は、「最後」を表す単語ですが、ニュアンスだけ残して日本語では全く違う表現がされることがあります。


いくつか例を挙げてみます。



① 「ギリギリ」といったニュアンスになる。
(the last moment / the last minuteという表現で用います。)


He never makes a decision until almost the last moment.
彼はほとんどギリギリになるまで決心しない。



②否定的な内容を強調する表現になる。 
(the last person / the last thingの形で用います。)


She’s the last person I’d expect to meet in a disco.
まさか彼女にディスコで会うとは思わなかったよ。


Money is the last thing I cared about.
金に糸目は付けない。



③ 「全部である」ことを強調する表現になる。
(every last ~という使い方をします。)


We’ll make sure that every last detail is taken care of.
私たちは最後の最後の細かいところまでしっかり対応いたします。


All the money was gone; every last penny of it.
金は全部使ったよ。1ペニーも残らずにな。(円yenなら「1円たりとも」という表現をしますね。)


"last"が日本語表現で「最後の」とならないような短文や会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は「うまくはぐらかすのよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。