らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1342. それ、ゼッタイ彼女より先にあなたが買うわね。

Scenario: 大貫博之氏の個展に行った友人が彼の作品の写真を送ってくれた。新作の花器だ。あと1週間やっているというので、週末に行こうと思っているのだが、同じく彼の大ファンらしい人がこの作品を随分気に入っていたので、こう言って早く個展に行った方がいいと言った。


「きっとその人より先にあなたが買うわね。」



"I'm confident you would buy it before she could." 


 
【ポイント】"sure"以外に意外とたくさんある、確信があることを伝える方法。


「ゼッタイ~だよね。」という言い方は日常生活でよく使いますが、大抵思いつくのは、"I'm sure"だと思います。副詞句の"for sure"を最後につける伝え方もありますが、今日は、6パターン集めて見ました。



① "sure"を使う。

使い方 (ロングマンの例を参照します。)


● 節を続ける。


"that"節("that"は省略可)ばかりでなく、"when/where/how"なども使えます。


I’m sure there’s a logical explanation for this.
これには、きっと論理的な説明があるはずと思います


Are you sure that you know how to get there?
本当に行き方を知っているの?


He wasn’t sure how to answer this.
彼はこれにどう答えていいかわからなかった


I’m not sure if I’m pronouncing this correctly.
発音が正しいかどうかわからない



● "be sure of /about+名詞(動名詞)"を使う


He wasn’t even sure of his mother’s name.
彼は母親の名前さえもよくわからなかった


That’s the man I saw in the building last night.’ ‘Are you quite sure about that?’
「あれは、昨夜、俺があのビルで見た男だ。」「それは本当に確かですか?」


We can be sure of getting sufficient vitamins.
確実に十分なビタミンを摂取することができます。



● "sure"は人を主語にして使う。その場合不定詞も使える。


"sure"は人が感じることなので、人を主語にして使います。


He is sure to come. (彼はきっとくる。)


となります。




②  "certain"を使う。


基本的に"sure"と変わらないので、会話では"sure"のほうがよく使われていると思いますが、正式なライティングでは、"certain"(確かだ)を使った方がいいです。もちろん会話の中でも使えます。


使い方  (ロングマンを参照します。)


● 節を続ける


"that"節を続けて、「~ということは確かだ」といった感じにする。接続詞の"that"は省略できます。"that"節だけでなく、certain who/what/how....の形もよく使われます。


I’m absolutely certain that I left the keys in the kitchen.
確実に鍵をキッチンに置き忘れたんだと思う


I felt certain that I’d passed the test.
その試験に合格する確信あったんだけどね。


I’m not certain when it will be ready.
いつできるか分からないな。



● 前置詞の"about"や"of"を使う。


"of"を使うと、「はっきりしたもの」
"about"を使うと、「その周りのこと全般」


のイメージです。


Now, are you certain about that?
で、そのことに確信はあるんだね


They were watching him. He was certain of it.
彼らは自分を見てたって、彼は確信を持ってたよ。



● It を主語にして客観性を出す。節を続ける。


It seems certain that there will be an election in May.
5月に選挙があるって確実らしいですよ。


It’s not certain where he lived.
彼がどこに住んでたかはよく分かっていないんですよ。



● 不定詞を続けることができる。


人やものを主語にして使えますが、動詞は"seem"、"look"、"appear"という動詞が多く使われます。("be動詞"を使うと、決定的なほど確実な感じがするので、それを避けるためだと思います。)


The whole project looked certain to fail.
プロジェクト全体の失敗が確実視された


Many people look certain to lose their jobs.
多くの人が職を失うことが確実視されている


Interest rates seem certain to rise next month.
来月から金利が上がるのは確実のようだ



③ "I'm confident...."を使う。


今日のフレーズのパターンです。"confident"は「自信がある」というニュアンスです。


使い方 (例はロングマンを参照しています。)


● 人を主語にして使う。節や、"of/about"を続ける。


We are confident next year’s profits will be higher.
来年はもっと利益が上がると確信している


He is confident that there will be no problems this time.
今回は問題が起きないことを確信している。


The Prime Minister appeared confident of winning an overall majority.
首相は全体の過半数を獲得する自信があるようだった


I feel quite confident about the future.
私は将来についてかなり自信がある


The team is confident of winning.
そのチームは勝つ自信がある




④ "doubt"を否定的に使う。


There’s no doubt that he was a major artist.
彼がメジャーなアーティストであったことは間違いない


I have no doubt that you are right.
その通りであることに疑いはない


The government is in no doubt about the seriousness of the situation.
政府は事態の深刻さを疑っていない


The evidence left no doubt that he was the murderer.
証拠を見ると彼が殺人者であることは疑う余地がない


He is without doubt one of the finest swimmers in the school.
彼は間違いなくこの学校で最も優秀な水泳選手の一人である。




⑤ "bet"を使う。


口語的な表現です。


「賭ける」という意味の"bet"を使って、そのニュアンスを表現します。


I bet you she won’t come.
彼女はきっと来ないと思うよ


‘It makes things much easier.’ ‘Yeah, I’ll bet it does.
「そのほうがずっと楽になるよ。」「ああ、きっとそうだろうね。


‘Going to the party on Saturday?’ ‘You bet!’
「土曜日、パーティーに行く?」「絶対行く!」




⑥ "positive"を使う。


Are you absolutely positive you locked the door?
鍵をかけたのは絶対に間違いない


‘Are you sure about that?’ ‘Positive.’
「それ、間違いない?」「間違いないです。」


Are you positive that there’s been no mistake?
間違いがなかったと確信していますか


We’d met before – I was positive about that.
私たちは以前にも会っている - その点については私は肯定的だった


We’ll make money from this deal – I’m positive of that.
この取引で儲かるだろう-私はそう確信している



①~⑥で示した、「確信」の表現のどれかを使って、短文や会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「いつもならそうするんですが・・・。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。