1653. ワンランク上の表現にする英語[42]--- 前置詞を正しく使う。
"on"は「上」のイメージで、"in"は「中」のイメージで使うとか、日付や曜日、年などでよく使う前置詞は、易しいと感じますが、紛らわしくて使いづらい前置詞もあります。そうした前置詞を正しく使って、ワンランク上の会話ができるようにしましょう。
今日のポイントは、"name"(名前)に付く前置詞です。
状況を設定して、日本語表現と合わせて確認していきます。
① 本名と違う名前を使っている場合
H.H. Munro wrote short stories under the name (of) Saki.
H.H.マンロウは、サキと言う名前で短編小説を書いている。
② 名詞に呼び名を付ける場合
He married a young woman by the name of Sarah Hunt.
彼は、サラ・ハントという名前の若い女性と結婚した。
③ 「名義」という日本語表現になる場合
The house is in my husband’s name.
その家は夫名義です。
④ 予約するときに使う場合
I’ve booked a table in the name of Sasaki.
佐々木(の名前)でテーブルを予約しました。
⑤ 所有しているものが多い、あるいは少ないこと強調する場合
He arrived in America without a penny to his name.
所持金がほとんどない状態でアメリカに着いた。
He didn’t have a qualification to his name.
彼は何の資格も持っていなかった。
⑥ 「名において」という表現になる場合
There were cruel experiments on animals carried out in the name of science.
科学の名の下に行われる残酷な動物実験があった。
Are these the things people do in the name of love?
人これが愛の名の下に行うことなのか?
⑦ 「名ばかりの」という表現になる場合
He was president in name only.
彼は名ばかりの大統領だった。
She was his wife in all but name.
彼女は名ばかりの妻だった。
⑧ 「~という名前で呼ぶ/通っている」という場合
Everyone called him by his first name.
皆彼のことをファーストネームで呼んだ。
As he had black hair, he went by the name of Kuro.
彼は黒猫だったので、クロという名前で通っていた。
⑨ 「名前は知っている」という表現で使う。
"know someone by name"には、2通りの場合があります。(ケンブリッジより)
to have heard the name of a person but not seen or talked to them
人の名前は聞いたことがあるが、その人を見たことも話したこともない。
I know the author of the book by name.
著者の名前は知ってるわ。
to know a person whom you do not see or talk with very often well enough that you know their name
あまり会ったり話したりしない人でも、名前を知っている程度には知っている。
The headteacher knew all the children by name.
その学年主任は全ての子供たちの名前は知っていた。
⑩ 「名前で呼ぶ」という表現になる場合
The waiter greeted him by name.
そのウェイターは彼の名前で呼んで挨拶した。
"name"に前置詞を付けた形の表現を使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「ということで、よろしくお願いします。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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