らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

246. 自分を安売りしちゃダメ。

Scenario: いわゆる「リケ女」の彼女は、研究者として10年懸命に働いてきた。30歳を過ぎて仕事も順調だ。国際会議にも出るくらい多忙ではあるが、最近、結婚相手を探し始めた。しかし、婚活パーティーなどに参加しても、理系の研究者と分かったとたんに相手に引かれるという。どうしたら結婚相手が見つかるかしらと悩んでいるので、まずこう言った。


「自分を安売りしちゃダメよ。」




"Don't sell yourself short."


【ポイント1】"short"には「短い」という意味の他の使い方が多い。


ロングマンから例を拾います。
Can you lend me a couple of dollars? I’m a little short.
ちょっとお金貸してくれない?少し足りないんだ。


Our libraries are short of funds.
我々の図書館には手持ちの資金が足りない。
※人や組織などを主語にして"be short of ~"で使うと「(人・もの)には、~が足りない」という意味になります。


Have you all paid me? I’m about $15 short.
全部払ってくれた?15ドル足りないんだけど。
※足りない数字は"short"の前に入れます。


Money was short in those days.
当時はお金が足りなかった。
※足りないものを主語にすることもできます。


【ポイント2】"short"がないだけで、正反対の意味になる。


日本語で、「自分を売る」というと、ネガティブな響きがしますが、「自分を売り込む」というだけで、「(いい意味で)自分を印象づける」となりますね。。。


If you want a promotion, you’ve got to sell yourself better.
出世したければ、自分を売り込まなくちゃ。
※"better"はなくてもいいですが、入れると、確実にいい意味で「自分を売り込む」ということができます。


Englishラボのらぼでした。