らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

287. 遊びのつもりだったんだ。

Scenario : 最近、結婚したいと思う人ができた。実は、その前に少しの間付き合っていた彼女がいて、その彼女から結婚をせまられている。友人に相談してこう言った。


「それは遊びのつもりだったんだ。」



"It was supposed to be a fling."


【ポイント1】"fling"という、学校英語には出てこない単語。


ロングマンの定義では、"fing"は、動詞では、
①  to throw something somewhere using a lot of force
    強い力で何かをどこかへ投げること  
to throw or move something roughly and carelessly
 乱暴に、そして注意することなく何かを投げたり動かしたりすること
③ to push someone roughly, especially so that they fall to the ground
 人を乱暴に押すこと。特にそのことで人が倒れる場合


こうした単語の表現は、日本語では次のような表現が考えられます。
①の場合  バサッと投げる  放り投げる  投げつける
②の場合  投げ出す  投げ散らす  放り出す
③の場合  投げ飛ばす  はね飛ばす  たたきつける   


などが考えられるでしょうか。。。
このニュアンスをベースにして、名詞の意味を考えると、
真剣に考えない遊び程度のこと
ひとときの浮気で相手の気持ちを考えずに軽くあしらうこと
といった感じでしょうか。


ロングマンに、名詞の場合の定義がありました。
a short and not very serious sexual relationship
短くあまり真剣に考えない性的交渉


a short period of time during which you enjoy yourself without worrying about anything
何も気にしないでつかの間を楽しむこと


こうした複雑な関係を意味する内容を英語では1語で表してしまうのですね。(T-T)
いくら、日本語で「遊び」と表現しても、英語では"lplay"を使わないでくださいね。


【ポイント2】"be supposed to"は、"should"だと考えると良いが、過去形にできるから便利。

助動詞の"should"は、


~しなければならない
~するはずだ
~することになっている
~したほうがいい


という日本語の表現になります。(警告ほど強くない。)


否定文は"not"を入れるだけです。


"should"は過去形がなく、"had to"にしなければならないと習ったと思いますが、"be supposed to"なら、"was/were supposed to"とbe-動詞を過去形にすればいいだけです。
ただ、「~のはずだった」となるので、実際は起こらなかった場合のことを表現することになります。


ロングマンの例をあげておきますね。


No one was supposed to know about it.
誰もそのことを知らないはずだった。(実は知っている人がいた)
The meeting was supposed to take place on Tuesday, but we’ve had to postpone it.
会議は火曜日のはずだったが延期しなければならなかった。


Englishラボのらぼでした。