らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

289. 具体的な理由が思い当たらないの。

Scenario : 付き合っている彼が最近なぜか冷たい。メールしても返信がないことがある。何か気に障ることでも言ったかなあ・・・?


「具体的な理由が思い当たらないの。」



"I can think of no concrete reason."



【ポイント1】接頭語から単語のニュアンスをつかむ。


学校英語の単語集を見ると、"concrete"の形容詞に大抵「具体的な」と書いてあります。
それと、物質の「コンクリート」のイメージが結びつかなかった記憶があります。日本語の「具体的な」というと「細かい」というイメージが強いからです。


そういう時は、単語をバラバラにして接頭語などからニュアンスをつかむといいです。


"con"という接頭語は、「共に」という意味があります。


"con"の後に続く単語を上げてみます。


"firm"(固める) → comfirm「(確かめる)
"cent" (中央) →  concentrate  (集中する) 
"clude" (閉じる)→ conclude  (話し合いなどの末、結論をくだす)
"flict" (ぶつかる) → conflict   (対立)
"grat"  (喜び)  → congratulate  (祝う)
"nect"  (結びつける) → connect  (つなげる)


など、たくさんあります。単語の意味が分からない場合、接頭語などから想像してみると、意味がわかって、しかも自分なりの表現ができることがありますよ。


【ポイント2】"think of"には"can”を付けることができる。


"think"は、「考える」、「思う」は、"think"を使うことが多いですが、「思いつく」、「思い当たる」となると、"think"に"of"をつけます。そして、可能性を表す"can"がつくことがあります。


"Is there anythig you (can) think of?"
何か思い当たろことない?


の、"of"をとってしまうと、「考える(思う)ことはありますか?」になってしまいます。


反対に「どう思う?」なら、


"What do you think?"


です。


Englishラボのらぼでした。