らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

294. お金チャージしなきゃ。

Scenario : 最近は、よくメトロカードを使うようになった。電車だけでなくコンビニや自動販売機でも利用できるので便利だ。先日改札口を出ようとしたら、料金不足で出られなかった。


お金チャージしなきゃ。



I gotta put some money on this.


【ポイント】日本語でもよく使う「チャージ」の意味を確認する。


日本語で、「チャージ」と言えば、「カードをチャージする」「スマホをチャージする」「元気をチャージ」という言い方をよく耳にします。"charge"の英語の使い方をロングマンで見てみます。


名詞で使う場合のほうが多いのですが、ここでは動詞で使う場合だけにします。
(例はロングマンからです。)


①買う物に対して、人に対してお金の支払いを「要求する」という意味で使う。


The hotel charges $125 a night.
そのホテルは一泊125ドルだ。


The restaurant charged us £40 for the wine.
そのレストランではそのワインは40ポンドだった。


Calls will be charged at 44p per minute.
電話代は一分につき44ペンスだよ。


We won’t charge for delivery if you pay now.
今なら送料はいただきません。


The gallery charges an entrance fee.
そのギャラリーは有料です。


②日本語で「ツケにする」という意味で使う。アメリカ英語では、カードでの支払いの時にも使う。


Wilson charged the drinks to his room.
ウィルソンは、飲み代を部屋代につけた。

Use a courier and charge it to the department.

宅配をご利用ください。そして代金はデパートもちにしてください。


I charged the shoes on Visa. (米語)
その靴はビザで買ったよ。


‘How would you like to pay?’ ‘I’ll charge it.’  (米語)
「お支払いはどのようにいたしますか?」 「カードで払います。」


③ 「充電する」という意味で使う。


The shaver can be charged up.
そのシェーバーは充電できます。


「シェーバーを充電する」は、"I will charge the shaver."と言えるようですが、充電する物を主語にして受動態で使うことが多いようです。しかも、「充電できるという意味で、"can be charged"という言い方が一般的です。日本語では、普通に「スマホを充電する」と言いますが、実際に充電するのは電池なので、ロングマンの例文では、「電池」が目的語になっていて、"charge"は名詞で使われています。


Leave the battery on charge all night.
バッテリーを充電状態で一晩置いておきなさい。


This battery charges in fifteen minutes. 
このバッテリーは15分で充電できます。
と、電池を主語にして自動詞で使う例文もあります。


お金にしても、スマホにしても、日本語で英語的にチャージすると使っていますが、実際の英語表現では、主語や目的語に注意した方がよさそうです。


Englishラボのらぼでした。