らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

313. 赤ちゃんの泣き声が聞こえた。

Scenario : 引っ越して新しいアパートに着いた。荷物を運び終わったので、お隣りに挨拶に伺った。玄関に出てきたのは若いご夫婦。しばらく話していると、奥から・・・。


赤ちゃんの泣き声が聞こえた。



 I heard a baby crying.


【ポイント】「泣き声が聞こえる」の表現のしかた。


五感(見る--see、聞く--hear、臭う--smell、感じる--feel、味がする--taste)に関する動詞を、知覚動詞といいます。知覚動詞はSVOC(主語+動詞+目的語+補語)の順で使われることがあり、そのときの補語には、分詞(~ing/~ed)や原形動詞をもってきます。


「赤ちゃんの泣き声」だけだと、"a baby's cry"となりそうですね。ロングマンの例にもこの形で出てきています。


しかし、"I hear"を前に付けた英語表現の場合、「赤ちゃんが泣いているのが聞こえる」つまり、I hear a baby crying. とするのが自然だと思います。ネイティブが言っていたのもこの形でした。


ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」(Louis Armstrong - What A Wonderful World)に、このフレーズがでてきたなと思って、調べますと・・・。


I hear babies crying.
I watch them grow.


になっていました。こちらです。



Louis Armstrong - What A Wonderful World (Lyrics)


心にしみてくる歌です。。。


Englishラボのらぼでした。