らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

318. それが答えになってるかどうか分かりませんが。。。

Scenario : 国会での質疑応答を聞いていると、それ答えになってない!と感じることがよくある。野党が「それでは、答えになっていません。きちんと、YesかNoか、はっきり応えてください」といっても、回答者は同じ答弁をくりかえしてから、こういうのだ。


「それが答えになっているかどうかわかりませんが・・・。」



"I don't know if that's what you mean."


ポイント1】"if"は、「もし」だけではない。

"if"は接続詞ですが、
「もし~なら」なら、副詞節を作り、

「~かどうか」なら、名詞節を作ります。


今日のフレーズは、"if"以下全体が動詞である"know"の目的格になっている形です。
この形の"if"の場合、その前の動詞が、"know"の他に"ask" や"wonder"などが来ます。日本語でも、「~かどうか」の後にくる動詞は、「尋ねる」「不思議に思う」が自然に続き、「好き」や「読む」は不自然ですね。(T-T)


【ポイント2】"what"は疑問詞でも、関係代名詞でもどちらでもいい場合がある。


"I don't know what you mean." で考えると・・・。

"what"が疑問詞なら → あなたが何を言っているのか分からない。


で、


"what"が関係代名詞なら → あなたが言っていることが分からない。



です。日本語では、どちらでもいいですね。だから、英語でもどちらでもいいのです。



ただ・・・。今日のフレーズには、"that's → that is"がついています。
「それがあなたが何を言っているのかどうか分からない。」だと不自然です。
「それがあなたが言っていることなのかどうか分からない。」となるのが自然です。



だから、今日のフレーズの"what"は関係代名詞です。


Englishラボのらぼでした。