らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

402. しらばっくれないで!

Scenario : 3ヶ月前から飼いだした子ネコの「マイロ」。いたずら盛りだ。このごろは目を離すと何でも食べてしまう。今日はケーキを焼いて、冷ますためにしばらくテーブルの上に置いていたのだが、気がつくと無残な状態に。。。「マイロだねっ!だめでしょ、こんなことしちゃー!」と言っても知らん顔。「口の周りにしっかりクリームがついてるよー。」


「しらばっくれてもだめだよ!」



"Don't act innocent!"


【ポイント】"innocent"は意味を派生させて使うと便利。


"innocent"は、犯罪ドラマで、"I'm innocent!"(何もしてないよ!)という意味でよく出てきます。それは、「無罪だ!」ということです。日本語も状況によって、同じ表現でも全く違う意味になりますね。


法廷で、罪状認否の際に、裁判官から"guilty? or not guilty?"と聞かれて、自分は無罪だ、と主張するのは、"I'm innocent."ではなく、"(I'm) Not guilty."です。"innocent"は、日常生活では、意味を派生させて使うことが使うことが多いからではないかと思います。


次の定義は、"innocent"の「無罪である」という意味の他によく使われる定義と例です。(ロングマンより)


① done or said without intending to harm or offend anyone
わざと人を傷つけたり侮辱したりするようなことをしたり言ったりしていないこと

He was startled by their angry reaction to his innocent remark.
彼は、傷つけるつもりで言ったわけではないのに腹を立てられてびっくりした。


I'm sorry. It was just an innocent mistake.
ゴメン、うかつでした。

②  not having much experience of the bad things in the world, so that you are easily deceived

世の中の悪いことをあまり経験しておらず、だまされやすいこと

He's so innocent that anyone can take advantage of him.
彼は世間知らずだから、誰もが彼をいいように扱えるのさ。


【ポイント2】形容詞を自動詞の後ろで使う用法。


SVCの文型では、動詞にbe動詞が来ることが多いです。
そのほか、"become"や"grow"、"get"もよく使われます。


He is honest.
They grew tall.
I got old.


また、"taste"や"feel"、"smell"のような知覚に関する動詞のあとでも、形容詞が置かれます。


It tastes good.
It smells good.
I feel tired.


などです。


動詞として自動詞を持ってくることもできます。その後の形容詞は、分詞(現在分詞→~ing、過去分詞→-ed)が来ることが多いです。


He came running.    彼は走って来た。
I woke up fabulous today.  今日はすごくスッキリした気分で起きた。
She came home tired.   疲れて帰って来た。


"wake up"や"come home"のように、1語の自動詞に副詞や短い修飾語がついても、同様に形容詞を置くことができます。


He went to bed naked.  彼は何も着ないで寝た。     


Englishラボのらぼでした。





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