らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

611. 早めの到着を予定しています。

Scenario: 地域の旅行クラブで年に数回バス旅行がある。今回は、県内で有名な滝を見に行くという企画だ。現地に着くのは丁度12時と聞いているが、添乗員さんの説明だと、現地で少しでもゆっくり過ごせるように・・・。


「早めの到着を予定しております。」



"We plan on arriving early."



【ポイント】「~するつもり」の言い方に"plan on ~ing"を加えよう。



今日のフレーズは、"plan"を動詞で使っています。


「予定」を伝えるときの"plan"は次のように名詞ばかりでなく、動詞でも使われることが多いです。


1. "have a plan/plans to do"のように、不定詞を続け、未来の予定を伝える。



The school has plans to build a computer centre.
その学校はコンピュータセンターを建設する予定がある。


We have a plan to move to Tokyo.
東京に引っ越そうかと考えています。


"make"を使う時は、"make plans"と複数形になることが多いです。


「~をするための」、「~をするために」計画をたてるということです。



2. "a plan/plans for ~"のように、"for"を使って計画を表す。


「~を計画する」ではなくて、「~(ため)の計画をする」です。


We are making plans for our summer holidays.
私たちは夏休みの過ごし方を考えているところだ。


Do you have any plans for the weekend?
週末何か予定ある?


3. "plan"を他動詞で使うと、「念入りに計画をたてる」といったニュアンスになります。
(例はロングマンより)


「~を計画する」ということです。日本語でもこういう言い方をすると「念入り」さがあらわれますね。


He immediately began planning his escape.
彼はすぐに逃亡の計画を立て始めた。


We’ve been planning this visit for months — you can’t cancel now.
何ヶ月もこの訪問の計画を立ててきたのよ、今更キャンセルできないわよ。



4. "plan on ~ing/ +名詞"で予定を表すことができる。


今日のフレーズです。始めに書きましたが、"plan"は動詞ですが、自動詞になります。


日本語表現で、「~を予定している」といいますが、そのニュアンスに似ています。
前置詞の"on"は「~について」といった感じです。前置詞なので、その後が動名詞か名詞になります。


「~を予定している」は、「そういうつもりではあるが、状況によってどうなるかわからない」程度のニュアンスです。


「一応~のつもりです」
「~ということにしているのですが」


と言いたいときに使いましょう。



I'm planning on visiting my parents this weekend.
今週は両親の顔を見に行こうかなと思ってるんですよ。


When do you plan on going to Geneva?
いつジェノバに行く予定にしてるの?


特に"When"で始まる疑問文で使うと、相手に「予定を聞いている」というより、「(もしかしたら変わるかもしれない)相手の意図を聞いている」というニュアンスが出て、いいと思います。


学校では教わらないかもしれませんが、お薦めの表現です。


Englishラボのらぼでした。