らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1753. インフルエンザの予防注射はされたほうがいいです。

Scenario: 今年はインフルエンザの流行が早くから始まっている。ワクチンが足りなくなっている病院もあるそうだ。高齢の親と同居している私たちは、ケアマネージャーさんにこのように言われた。


「冬が来る前にインフルエンザの予防注射をしておかれたほうがいいです。」




"You would be advised to take a flu shot before winter comes."



【ポイント】「~したほうがいい」という表現に、"be advised that ~"を加えよう。



日本語の「~したほうがいい」という表現は、単にひとつのアドバイスとしていっているのか、警告の意味を込めているのか、義務を果たすように言っているのかが曖昧です。その場の状況や、相手や、言い方によって判断しています。


英語で「~したほうがいい」に該当する表現は、すでに、このブログでも扱いましたが、次のようなものがあります。


should
had better
be better to
might ⇒ こちら
might want to ⇒ こちら
might as well ⇒ こちら
not as bad as ⇒ こちら


これらに、


would be (well) advised to do something


を加えましょう。


ケンブリッジの説明によると次のような用法です。


If you tell someone that they would be advised or well advised to do something, you warn them that they should do it
"would be (well) advised to do something"を相手に言う場合は、それをするべきだと警告することである


つまり、相手に次のようなことを伝えることになります。


こうした方が良いことを事前にお話ししておきます
こうした方が良いかもしれないことをご承知おきください
こうした方が良いことを一応おしらせしておきます 
こうした方が良いという点は言っておいた方がいいかと思いまして
こうした方が良いことをご理解いただきたいと思います


「警告」"warn"となっているので、日本語ではきつく感じますが、"would"という丁寧な形を使っていることもあって、ビジネスなど話し合いの状況で使うといいと思います。


"warn"はカジュアルな感じでも使います。実際に起こってしまった時は、


"See? I warned you."  「でしょ?だから言ったじゃん。」


ということもあります。


"You would be advised that ~"は、"would"をつかわず、"please"を使って、


"Please be advised that ~"


のように言うこともあります。


"would be (well) advised to do something"の使い方  (ケンブリッジ参照)


You would be well advised to have the appropriate vaccinations before you go abroad.
海外に行く前に適切な予防接種を受けることをお勧めします


You would be advised to board up your windows before the storm hits.
嵐が来る前に窓を板張りにすることをお勧めします


Fans would be well advised to stay until the end of the show.
ファンの方々におかれましてはショーの最後までお残りいただくことをお勧めします


Anyone who publicly disagrees with her would be advised to get a good lawyer.
公に彼女に反対する人は、良い弁護士を雇うことをお勧めします


Cautious people would be well advised to avoid this sort of investment.
慎重な人は、この種の投資を避けることをお勧めします



"would be (well) advised to do something"を使って会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「その後はドミノ倒し。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。