らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

400. パウンドケーキお包みしますから、後で召し上がって。

Scenario : 今日はウチで近所の方々との交流会をやっている。一人遅れてくるという連絡があり、こられたのだが、急用でまたすぐ出かけなければならないそうだ。折角パウンドケーキを焼いたのでこう言った。


「パウンドケーキ包みますから、後で召し上がってね。」



"Why don't I wrap up a piece of this pound cake for you to enjoy later?"


【ポイント1】覚えたフレーズの一部を変えて応用をきかせる。


"Why don't you ~?"は、「~したらどう?」という意味で、英会話では覚えるべきフレーズとして出てくる定番です。
文字通り「なぜ~しないの?すればいいじゃない。」→から来ています。


Why don't you ask Judy for a date?
ジュディをデートに誘ってみたら? 


"Why don't you"の部分を目の前の相手に言うのなら、"Why not"と省略してしまってもいいです。


Why not relax and enjoy the atmosphere?  (ロングマンより)
リラックスしてこの雰囲気を満喫したらどう?


ただ、怒りの口調で言うと、
「何で~しないのよ!」と責めることになるので気をつけましょう。


"Why don't I ~?"は、主語を変えただけです。
「私が何で~をしないってことがあるの?」→「もちろん、~するわよ。」
これも、"Why not?”という省略の形を使うと、「もちろん、するわよ。」といった感じになります。


"Why don't we ~?"にすると
「わたしたち、何で~しないのかな。やろうよ。」→「~しようよ。」となります。
これも、状況がはっきりしていると、主語を省略して勧誘、提案となり、”Why not ~?”が使えます。  


"Why not have the picnic in Glendale?"
グランデールにピクニックにいこうよ。


"Why not?"だけ使って、「もちろん!と同意を表すこともよくあります。


 "Maybe we could drive over to the beach today." "Yeah, why not."
今日はビーチまでドライブしよっか? そうだね、行こう行こう!




【ポイント2】日本語で言うとみんな「ラップ」だけど、英語では、それぞれを使い分けなければならない。


物や人を紙や布などで「包む/巻き付ける」なら→ "wrap"  [ræp]


「ラップトップ」の「ラップ」はヒザニのせるコンピューターのことだから、「ヒザ」という名詞"lap"  [læp]


ランニングやスイミングの「ラップ」(始めてから終わるまでの一回分の動き)は→ "lap" [læp]
Every morning she swims 50 laps in the pool.
毎朝彼女はプールで50ラップ泳ぐ。


音楽の「ラップミュージック」の「ラップ」は、「おしゃべり」、「批難」という意味の名詞で、"rap"  [ræp]



Englishラボのらぼでした。